2025
12.27

高島市朽木・今津町エリアで大規模停電発生 約1090軒に影響

事件・事故, 今津町, 朽木, 環境

高島市の雪景色、針畑川沿いの積雪風景
出典:@kutukikogawa on X

滋賀県高島市の朽木地区と今津町エリアを中心に、12月26日午前に大規模な停電が発生しました。関西電力送配電の情報によると、影響戸数は最大で約1090軒に及びました。冬の厳しい気象条件が続く高島市の里山地帯で、住民の生活に影響を及ぼした事象です。

停電の発生状況と時系列

12月26日午前10時54分頃から停電が確認され、最初に報告された影響戸数は約1090軒でした。主に朽木地区と今津町の山間部が対象で、重い湿雪の積載による電線への負荷が原因とみられます。高島市北部は琵琶湖西岸の山岳地帯に位置し、冬季の降雪が電力設備に与える影響が大きい地域です。

午前11時55分時点では約130軒に減少しましたが、復旧作業が進む中で戸数が変動しました。午後にはさらに縮小し、夕方以降も一部残る状況が続きました。

原因と高島市の地域特性

今回の停電は、12月下旬の積雪増加によるものと考えられます。高島市朽木エリアでは積雪が40cmを超える地点もあり、枝や電線への着雪が断線や支障を引き起こしやすい環境です。今津町も同様に、琵琶湖からの湿った空気が山地で雪を降らせる地形特性を持ち、冬季の電力トラブルが散見されます。他の平野部都市と比較して、里山の電力網は地形の複雑さから復旧に時間を要するケースが多い点が特徴です。

関西電力送配電では、巡視と修理作業を優先的に進め、迂回送電などの対策を講じました。

住民への影響と対応のポイント

停電は暖房や照明、水道ポンプなどに直結し、冬季の山間部では特に体温維持が課題となります。高島市の北部住民からは、繰り返しの停電に対する声も上がっています。市内全域で冬季の電力安定供給が求められる中、こうした事象は地域の防災意識を高める機会ともなります。

  • 最大影響戸数:約1090軒(12月26日午前)
  • 主なエリア:朽木地区、今津町
  • 初期復旧見込み:12月26日13時30分頃(その後調整)
  • 夕方以降:約140軒まで縮小、20時50分頃見込み

今後の降雪予報を注視し、電力設備の耐雪対策が進むことが期待されます。高島市の自然豊かな里山生活を守るため、住民と電力会社の連携が鍵となります。

参考文献

  • 関西電力送配電株式会社 停電情報(https://www.kansai-td.co.jp/teiden-info/)
  • X投稿(@statuspiano3142, @kutukikogawa, @Kinoppi_)

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。