2026
01.22

高島市に大雪警報発令:琵琶湖西岸の厳しい雪

環境

滋賀県高島市の新旭事業所付近から見た琵琶湖テラスと蓬莱山の雪景色、真っ白に覆われた山頂
出典:@Shinsei_Shiga on X

彦根地方気象台は2026年1月22日早朝、高島市を含む滋賀県北部地域に大雪警報を発表しました。強い冬型の気圧配置が続き、上空の寒気が流入したことで、琵琶湖西岸の高島市全域で積雪が急増しています。22日夕方にかけて雪が強まる見込みで、交通障害や生活への影響が懸念されます。この警報は、高島市の里山地帯や湖西地域の特性を反映したもので、平地でも警戒が必要です。

琵琶湖西岸の積雪急増:警報発令の詳細

高島市は大雪警報の対象地域に含まれ、波浪注意報、乾燥注意報、着雪注意報も併せて発表されています。彦根地方気象台によると、近隣の彦根市では22日午前4時までの6時間で25センチの顕著な降雪を観測。湖東地域全体で強い雪が続き、高島市のマキノ町や新旭町、今津町でも同様の積雪が進んでいます。

高島市の地形的特徴として、琵琶湖の西側に位置する里山が雪雲を捕捉しやすく、湖風の影響で湖岸部でも湿った重い雪が降りやすい点が挙げられます。今回の寒気は日本海側から流入するもので、22日午前3時22分に警報が切り替わった後、午前4時17分には「顕著な大雪に関する気象情報」が追加発表されました。

高島市内の微妙な雪景色、今夜からの大雪予報を伝える現地様子
出典:@Rariko9230 on X

交通と生活への影響:名神高速の予防的措置

大雪警報の発令に伴い、名神高速道路の高島市付近を含む区間では予防的な速度規制やチェーン規制が検討されています。湖西道路や国道161号線も積雪によるスリップ事故のリスクが高く、除雪作業が追いつかない地域が出ています。

高島市の北部、朽木やマキノ町の山間部では、電線への着雪や樹木の枝折れが懸念されます。過去の事例では、琵琶湖西岸の里山で大雪が続くと、数日間にわたり孤立集落が発生したケースもあります。今回の雪は湿気が多く重いため、屋根の雪下ろしや農地のビニールハウスへの被害も注意が必要です。

里山と湖岸の雪景色:地域特性が生む厳しさ

高島市の多様な町域では、雪の影響に差異が見られます。新旭町や安曇川町の湖岸平地では積雪が10~20センチ程度にとどまる一方、マキノ町や朽木の里山では30センチを超える可能性があります。蓬莱山や琵琶湖テラス周辺はすでに真っ白に覆われ、視界不良の報告も上がっています。

この大雪は、琵琶湖の水蒸気が雪雲を強化する「湖効果雪」の影響も受けています。他の琵琶湖東岸地域と比較して、西岸の高島市は地形的に雪が滞留しやすく、積雪量が上回る傾向があります。一方で、除雪体制が整っている湖岸道路沿いは比較的早く回復する強みもあります。

  • 大雪警報が22日夕方まで継続の見込みで、高島市全域で交通障害や着雪被害に警戒が必要。
  • 彦根地方気象台の観測データに基づき、6時間で25センチ以上の降雪が複数地点で確認。
  • 里山地域の孤立リスクが高く、湖岸部でも湿った重い雪による屋根被害の可能性。
  • 23日以降は寒気が弱まる予報だが、凍結路面の残存に注意。

今後、冬型の気圧配置が緩む23日頃まで積雪が続き、その後は路面凍結が主な懸念となります。高島市の除雪体制や住民の備えが試される時期となり、観光シーズンへの影響も注視されます。

参考文献

  • 彦根地方気象台(https://www.jma.go.jp/bosai/warning/)
  • TBS NEWS DIG、京都新聞、47NEWSの報道記事
  • 滋賀県土木防災情報システム

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