北の近江デジタルスタンプラリー開催中 高島市も6月28日まで自転車で特産品抽選へ

長浜市・高島市・米原市を自転車で巡る「北の近江サイクリングスタンプラリー(スプリングシーズン)」が、2026年4月25日(土)から6月28日(日)まで実施されています。スマートフォンアプリ「ビワイチサイクリングナビ」でGPSをオンにし、指定スポットに立ち寄るとデジタルスタンプが付与され、集めた数に応じて北部3市や北陸3県の特産品が抽選で当たります。
滋賀県の公式広報(2026年4月21日付)では、長浜の慶雲館、高島のマキノピックランド、米原の醒井宿(問屋場)を景品イメージとして掲げています。現時点で確認できた範囲では、高島市は10か所のスタンプスポットがアプリ上に設定され、マキノ高原や湖西線沿いの観光拠点が周遊の軸になります。京都・滋賀の地域メディアでも、北部3市と北陸3県をつなぐサイクル企画として案内が出ています。
参加の流れと実施期間(2026年スプリング)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 北の近江サイクリングスタンプラリー(スプリングシーズン) |
| 期間 | 2026年4月25日(土)~6月28日(日) |
| 主催 | 滋賀プラス・サイクル推進協議会、北の近江サイクリングスタンプラリー事務局(滋賀県、長浜市、高島市、米原市) |
| 協力 | 富山県、石川県、福井県、株式会社ナビタイムジャパン |
| 参加手段 | 「ビワイチサイクリングナビ」アプリ(GPS起動・スタンプラリー画面から参加登録) |
| スポット数 | 合計33か所(北部3市各10か所+北陸3県各1か所) |
参加手順は、公式案内どおり次の3段階です。(1)アプリをインストール、(2)TOPからスタンプラリー画面を開く、(3)参加登録のうえ、GPSを起動してスポットへ向かう。スタンプの取得順は問われず、複数日に分けて集めても構いません。僕は最初、紙のスタンプ帳のように「施設で押印する」イメージを持っていましたが、実際はスマホ上の取得操作が完了しているかどうかが境界線になります。
問い合わせ先は、滋賀県観光文化スポーツ部 観光政策局 ビワイチ推進室(電話 077-528-3746、メール [email protected])です。アプリの不具合やスポット位置の確認は、事務局とあわせて公式ページを参照するのが確実です。
アプリ側で押さえる操作
「ビワイチサイクリングナビ」は、琵琶湖一周サイクリングの案内アプリとして知られ、今回のスタンプラリーはその中の機能として配信されています。参加登録前に、スマートフォンの位置情報を「常に許可」または走行中に許可する設定にしておかないと、スポット付近でもスタンプが付かない事例が報告されがちです。
意外と見落としやすいのは、スタンプラリー画面を開いたまま別アプリに切り替えることです。取得画面の操作が完了していないと、施設で買い物をしてもデジタル上は未訪問扱いになる、という注意は、他県の同型キャンペーンでも共通です。
– 滋賀県公式(スプリングシーズン案内): https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/bosyuu/350195.html
高島市のスポットは「自然・歴史・食」のどこに当たるか
県の説明では、北部3市を「自然、歴史、食」をテーマに自転車で巡る企画とされています。高島市側の具体名は、公式広報の写真キャプションでマキノピックランドが示されており、メタセコイア並木やマキノ高原の観光動線と重なります。

マキノピックランドは、高島市マキノ町の観光果樹園で、季節の果物狩りや直売、メタセコイア並木からのアクセスが案内されています(公式 https://pic-land.com/ 、定休は水曜・年末年始など要確認)。びわ湖高島観光ガイドでも、JRマキノ駅からバスで約6分と交通が整理されています。
5月下旬から6月の高島側の組み方
スプリングシーズン後半は、新緑の並木と初夏の果樹園が重なる時期です。高島市内だけで5か所を集めるC賞ラインを狙うなら、マキノ高原エリアに宿泊または日帰り拠点を置き、湖西線で長浜方面へ出る、という割り切りが現実的です。自転車を車両に積んでくる家族連れなら、マキノピックランドの駐車場を起点に、海津大崎の桜は終わっていても湖岸の風景を足す、という組み方もよく見られます。
僕は、琵琶湖一周の「ビワイチ」と高島市周遊を分けて考えがちですが、今回の33か所設計は、走行距離より「市・県の境界をまたぐ回遊」を前提にしています。高島市内だけで5か所を集めるだけでも応募枠に入りますが、北陸側の1か所を足すと景品の幅が変わる、という二層構造になっています。
さすがに、10か所すべてを1日で回るのは、標高差と休憩を入れると厳しめです。公式が複数日での取得を想定している点は、高島在住者にとっても「週末ごとに2か所ずつ」で進められるメリットがあります。
敦賀開業と大河ドラマが重なる「北の近江」枠の意味
2025年の同企画の背景説明では、北陸新幹線「敦賀」開業や大河ドラマ『豊臣兄弟!』放映などで滋賀北部への注目が高まるなか、サイクリングで気軽に周遊観光を促す、とされていました。2026年のスプリング版も、同じく敦賀を起点に北陸3県(富山・石川・福井)へ各1スポットが配され、県をまたぐデジタルスタンプラリーとして位置づけられています。
福井県の若狭湾サイクリング公式サイト(2026年4月30日付の案内)では、本ラリーと連動する「自転車で巡る!北陸3県デジタルスタンプラリー2026」が紹介され、福井側のスポット例として美浜町の「三方五湖ネイチャークルーズ」が挙げられています。高島市から敦賀経由で北陸へ足を延ばす読みと、湖西線・国道沿いで県内10か所を固める読みが、同じアプリ上で共存しているイメージです。
北陸側の1か所だけでも、応募カテゴリーの選択肢が変わる設計は、交通インフラの変化を体感させる意図が強いと思います。僕は、高島市内のスポット名をアプリで一覧表示してから、自宅からの距離と標高差をメモする習慣をつけています。紙の地図より、GPS付きのスタンプ一覧の方が、初めての参加者には分かりやすい場面もあります。
現場の観光担当の説明では、自転車だからこそ立ち寄りやすい小さな名所や直売所がスタンプ地点になりやすい、という整理が多いです。車移動のイベントと比べ、速度が落ちる分だけ滞在時間が伸びる設計だと読む向きもあります。
2025年との違いで見える「北の近江」ブランド
2025年の同企画(スプリング)は、4月26日(土)から6月29日(日)で、景品応募期限が7月6日(日)と案内されていました。2026年は開始が1日前倒し、終了が1日前倒しで、スプリングの区切りがやや早まっています。名称は「北の近江サイクリングスタンプラリー」で共通ですが、年ごとに期間の微調整があるため、去年の参加記録をそのまま当てはめないほうが安全です。
大河ドラマの舞台となる長浜・安土・近江八幡と、高島の湖西・マキノは、史実の足跡の重なり方が異なります。スタンプラリーが「歴史」テーマを掲げる一方で、高島の10か所は自然と農業観光の比重が高い、という市ごとの顔の違いが、抽選景品の特産品にも反映されます。
抽選景品と「何個集めるか」の設計
滋賀県公式の抽選区分は次のとおりです(いずれも33か所中の取得数で応募)。
| 区分 | 条件(目安) | 当選者数(公式記載) |
|---|---|---|
| 北の近江&北陸3県コンプリート賞 | 33個すべて | 3名 |
| 北の近江コンプリート賞 | 30個以上 | 3名 |
| A賞 | 15個以上 | 9名 |
| B賞 | 10個以上 | 15名 |
| C賞 | 5個以上 | 30名 |
景品は、長浜・高島・米原の特産品に加え、北陸3県の特産品が抽選で当たる、とされています。コンプリートを狙うか、高島と長浜の近距離だけでC賞・B賞を狙うかで、日程と体力の使い方が大きく変わります。
とにかく気になるのは、5個で応募できるC賞が現実的な入口だという点です。6月28日までに週末2回、高島市内と長浜の近接スポットを組み合わせれば、無理のない距離感で参加ラインに乗せられます。一方、30個以上は、県外の北陸スポットと宿泊計画がセットになり、旅行商品に近い難易度になります。
まあ、特産品の抽選は「当たるかどうか」より、回った先で買ったものが記念になる、という参加者も多いです。高島市なら、マキノの果物加工品や湖魚の加工品が、景品リストと店頭の両方に現れやすい季節です。企業の広報ではなく、農家・観光施設の売上に直結する周遊として読むと、なぜデジタルスタンプにGPSが必須なのかが腑に落ちます。
6月28日までに高島で押さえたい実務と次のシーズン
残り期間は、今日(2026年5月25日)から約1か月です。マキノ高原は気候が変わりやすく、並木や果樹園は午前中のうちに回ると、GPSの精度と施設営業時間の両方でトラブルが少ないです。アプリはナビタイムジャパンの技術協力で配信されており、スタンプが反映されない場合は、取得画面の操作とGPS設定を先に確認するのがよいでしょう。

2025年の案内では、秋に「オータムシーズン」(10月4日~11月30日予定)が続く旨が示されていました。2026年のオータム開催日は、執筆時点では別ページで要確認です。スプリングを逃した場合の再参加余地として、公式の更新を見ておく価値があります。
同じ夏の時期には、滋賀県全体で「春のビワイチ2026」関連のサイクル企画(例:5月23日・24日のカプセルトイラリー)も案内されています。名称が似るイベントが並ぶため、参加登録画面の正式名称で切り分けると混乱が減ります。高島市の観光協会サイト(https://takashima-kanko.jp/ )は、市内施設の個別情報に強く、今回の33か所リストはアプリ側が一次の動線になります。
高島市のサイト内検索では、「北の近江」「ビワイチ」名義の同一企画記事は見当たりませんでした。市内の別スタンプラリー(例:四季遊園マキノ周辺の春の施設巡り)とは名称・期間が異なるため、参加する場合はアプリ上の「北の近江サイクリングスタンプラリー(スプリング)」表示で判別する必要があります。知りませんでしたが、市の広報記事だけを見て参加しようとすると、別イベントに迷い込みやすい、というのが現場のよくある話です。
高島市で暮らす人・訪れる人への実務メモ
– レンタサイクル:マキノ駅周辺や道の駅系施設で借りられる場合があり、自家用車なしでも参加しやすい。 – 公共交通:湖西線はダイヤが限られるため、帰りの終電を先に決めてから北陸方面へ足を伸ばす。 – 天候:初夏のにわか雨では、並木・湖岸の区間で視界が落ちる。レインウェアは景品より優先度が高い。
移住検討者や週末リモートワーカーにとっては、自転車で市境をまたぐ体験が、そのまま生活圏の広がりの試し走になります。担当課の説明では、スタンプラリーは単発イベントではなく、ビワイチブランドの継続施策の一つとして位置づけられています。
住民説明の場では、駐車場や道の駅の混雑が週末に偏る、という声も出ます。イベント期間中は、早朝の取得や平日ルートの活用が、自転車利用者同士のすれ違いを減らす現実的な手です。僕自身は、湖西線で高島に入り、敦賀で北陸に出る一日半の旅程が、車より計画しやすいと感じる場面があります。いや、荷物が増えるのは景品より特産品の直売所の方が先、というのが正直なところです。
最後に観測できるのは、2026年6月28日(日)までのスポット訪問と、秋シーズン(2025年案内では10月4日~11月30日予定)の公式発表の有無です。高島市在住・来訪者とも、アプリのスタンプ一覧で市内10か所の最新リストを一度確認してから出発すると、行程の組み直しが少なく済みます。一瞬で終わる話ではなく、残り1か月をどう分割して走るかが、参加の満足度を決める、と思います。
