93歳「リンゴの絵のカード30万円分」 コンビニ店員、詐欺直感 | 毎日新聞:

架空料金請求詐欺の被害防止に貢献したとして、滋賀県警高島署はセブンイレブン近江今津駅前店(同県高島市今津町中沼1)のパート従業員、海野一枝さん(61)=同市=に感謝状を贈った。

同署や海野さんによると11月20日正午ごろ、来店した市内の男性(93)が店内に居続けることを不審に思い、声を掛けた。男性は「30万円分のカードがほしい」「リンゴの絵の描かれたカード」などと言い、電子マネーカードを購入しようと、かばんから取り出した札束を数え始めた。

「詐欺だ」と感じた海野さんは「高額なので確認が必要です」と伝えて、男性をレジの横で待たせ、他の店員と連携して店長と高島署に連絡。被害を防いだ。同署によると、男性には前日に携帯電話の未払い料金名目の架空料金請求のメールが届いていたという。

同店の店員が詐欺を防いで感謝状を受けるのは今年度3回目。同署の中川哲署長は「高齢者が多く交通の便が悪い高島では、現金を振り込ませたり、電子マネーを購入させたりする手口が多い。勇気を持って声を掛けていただき、ありがたく心強い」と感謝。海野さんは「男性が被害に遭わなくて良かった。これからも積極的に声を掛けるようにしていきたい」と話した。【菅健吾】

0c10