2023
09.09

陸上自衛隊今津駐屯地「74式戦車」まもなく引退

陸上自衛隊

1. 今津駐屯地と第10戦車大隊の鯱マーク

今津駐屯地には、名古屋市に司令部を置く第10師団の隷下部隊である第10戦車大隊が配置されています。この部隊は、陸上自衛隊の重要な戦力の一部であり、長年にわたって活躍してきました。また、第10戦車大隊のシンボルである鯱マークは、戦車好きにとっても特別な存在です。

2. 74式戦車の引退とその詳細

第10戦車大隊が装備している74式戦車は、今年度末、すなわち2024年3月をもって完全退役する予定です。74式戦車は、陸上自衛隊が保有する戦後第2世代の主力戦車で、以下のような仕様があります[1]。

  • 乗員: 4名(車長、操縦手、砲手、装填手)
  • 全長: 9.41m
  • 全幅: 3.12m
  • 全高: 2.25m(標準時)
  • 戦闘重量: 38t
  • 最高速度: 53km/h
  • 登坂能力: 60%
  • 最小回転半径: 約6m
  • 超堤能力: 1.0m
  • 超壕能力: 2.7m

74式戦車は、105mm主砲を搭載し、砲塔上部には12.7mm重機関銃M2が装備されています。また、砲塔後方両側には自衛用の3連装発煙弾発射機が搭載されています。砲弾には、75式105mmTKG粘着榴弾(HEP)の他に、91式105mm多目的対戦車(HEAT)や105mmTKG装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)が主に使用されています[1][3]。

74式戦車は、時代に合わせた改修を施した”B~G型”までのタイプが作られています。例えば、E型では、HEPに代わり91式HEAT-MPを射撃できるようにFCSを改良した型式で、D型以前の8割程度がE型仕様になっています。F型では、92式地雷原処理ローラを装備できるようにした型式で、数量は10輌以下とされています。G型は、上記の74式戦車改修型で、量産4輌と試作1輌のみが存在し、制式化されているため、4輌と少数であるが正式な量産車となっています[1]。

74式戦車は、当時の世界レベルに相当する戦車として高い評価を受けており、日本の技術力を見せつける存在でした[5]。

3. 第10戦車大隊の統合と改編、鯱マークの行方

74式戦車の引退に伴い、第10戦車大隊も春日井駐屯地(愛知県春日井市)所在の第10偵察隊と統合される予定です。これにより、新たに「第10偵察戦闘大隊(仮称)」へ改編される計画が進められています。鯱マークが新部隊のシンボルとして引き続き使用されるかどうかは、戦車好きにとっても注目のポイントです。

4. 第10偵察戦闘大隊の新たな役割と鯱マークの意義

第10偵察戦闘大隊は、戦車部隊と偵察部隊が統合された新しい部隊として、陸上自衛隊のさらなる発展に寄与することが期待されています。新たな任務や戦術の開発が進められることで、より効果的な戦力展開が可能となるでしょう。鯱マークが新部隊のシンボルとして引き継がれる場合、その意義と歴史を後世に伝える役割も担うことになります。

5. 74式戦車と鯱マークの歴史と功績

74式戦車は、長年にわたって陸上自衛隊の主力戦車として活躍してきました。

6. 74式戦車の引退と鯱マークの今後

74式戦車の引退に伴い、鯱マークがどのように扱われるかは注目されています。新たに統合される第10偵察戦闘大隊では、鯱マークが引き続き使用されるかどうかは不明ですが、今後も鯱マークを見る機会はあるでしょう[6]。

74式戦車は、長年にわたって陸上自衛隊の主力戦車として活躍し、その技術力を示す存在でした。引退後も、その歴史と功績は忘れられず、鯱マークとともに後世に語り継がれることでしょう。

今後、陸上自衛隊の新たな戦力として活躍する第10偵察戦闘大隊が、鯱マークの歴史と意義を引き継ぎ、さらなる発展に寄与することが期待されます。

Citations:
[1] https://ja.wikipedia.org/wiki/74%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A
[2] https://trafficnews.jp/post/94960
[3] https://www.whiteorder.net/type74-tank/
[4] https://youtube.com/watch?v=cIFHQdTJ7rE
[5] http://combat1.sakura.ne.jp/74SHIKI.htm
[6] https://www.jiji.com/sp/v2?id=20090924jgsdf_arms_12
[7] https://trafficnews.jp/post/80733
[8] https://youtube.com/watch?v=Kcy7KBiMbfw
[9] https://rikuzi-chousadan.com/soubihin/sensya/type74.html
[10] http://www.masdf.com/news/74sk.html
[11] https://hobby.watch.impress.co.jp/docs/news/1501797.html
[12] https://fmcicesports.com/cumm.php
[13] http://eaglet.skr.jp/MILITARY/74.htm
[14] https://blog.goo.ne.jp/harunakurama/e/9a3c8adc65f80a9c90018c09a4b5de21
[15] https://hobby.watch.impress.co.jp/docs/news/1500206.html
[16] https://www.tank74.jp
[17] https://dic.nicovideo.jp/t/a/74%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A
[18] https://www.weblio.jp/wkpja/content/74%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A_74%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81
[19] https://joshinweb.jp/hobby/7504/4981932064345.html
[20] https://www.weblio.jp/content/74%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A

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