2023
09.11

上海の板前、すし振る舞う 「和食の明かり消さない」

フード

上海の板前、すし振る舞う 「和食の明かり消さない」

中国上海市にある「割烹makino」を営む板前、谷口義忠さん(53)は、日本と中国の幼稚園児ら約150人に無料で寿司を振る舞った。谷口さんは滋賀県高島市出身であり、現在は上海で和食文化を広めるために活動している。

中国では日本産水産物の輸入が制限されており、和食店は厳しい状況に直面している。しかし、谷口さんは和食の存在を守るためにできることをしたいという思いから、この取り組みを行った。

すし振る舞いの会場は私立の「ハッピーブリッジ幼稚園」であり、園児たちは谷口さんと一緒にかんぴょう巻きなどの調理を行い、舌鼓を打った。その様子からは笑顔が溢れ、和食文化への関心が高まっていることが伺えた。

谷口さんは上海で活動する板前として、自身の役割はすしを通じて和食文化を伝えていくことだと語った。中国での和食の普及に向けて、彼の情熱と努力には期待が寄せられている。

この取り組みについては、中日新聞紙面でも報じられており、地元の関心も高い。和食の明かりを消さないために、谷口さんが日本と中国の架け橋になっている姿勢は称賛されるべきだろう。

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※中日新聞紙面には、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井が含まれます。
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