2023
08.26

滋賀県高島市で今年も産卵控えたアユを放流

環境, 観光

滋賀県高島市で今年(令和5年)も産卵控えたアユを放流

滋賀県高島市で今年(令和5年)も産卵控えたアユを放流
Source: shiga.uminohi.jp

滋賀県高島市では、琵琶湖のアユを安定的に漁獲するため、今年も産卵を控えたアユの放流が行われました。この放流は、滋賀県が毎年この時期に実施しており、親アユは産卵後2〜3日で卵を産み、その約10日後にふ化します。

放流は、滋賀県高島市内に整備された人工河川で行われました。25日には約1トンの体長約15センチのアユがトラックで運び込まれ、ホースを使い一斉に放流されました。この放流されたアユは数日後には卵を産み、その2週間後にびわ湖へと流れ込む予定です。

この春、びわ湖のアユは各地で不漁となり、特に産卵場所として重要な姉川も水が濁り環境が悪化しています。そのため、滋賀県は、漁獲量の回復を図るため、来月下旬までに19トンのアユを放流する計画です。これにより、約38億匹の稚魚が誕生する見込みです。

滋賀県漁業協同組合連合会の佐野高典会長は、「今年のアユ漁は、なかなかとれず非常に厳しい年でした。放流によって安定した産卵量を期待したいです」と話しています。また、滋賀県水産課の久米弘人さんも、「今日放流されたアユが順調に産卵し、アユ資源の維持と増大につながればと思います」とコメントしました。

この放流によって、滋賀県高島市ではびわ湖のアユの漁獲量を安定させる一助となることが期待されています。今後も引き続き、アユ漁業の持続的な発展に向けた取り組みが行われるでしょう。 [1][2]

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