滋賀県高島市・大荒比古神社の七川祭をイメージした境内と馬場の風景。実在の写真ではなく、記事の雰囲気把握用の生成イメージです。
七川祭のにぎわいをイメージしたイラスト(※生成AIにより作成) 出典:生成AIイメージ ※著作権は原権利者に帰属。二次利用は各規約に従ってください。

2026年5月4日(月・みどりの日)、滋賀県高島市新旭町安井川844の大荒比古神社で、例祭「七川祭(しちかわさい)」が斎行されます。湖西地方でも規模の大きい馬祭りとして知られ、奴振り・流鏑馬・神輿渡御などが奉納されます。令和8年度の当番は元新庄村(新庄区)で、時刻や練りの順序は神社オフィシャルブログに「渡り次第」として掲出されています。

大荒比古神社は延喜式内社(名神大社)に数えられ、主祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)と大荒田別命(おおあらたわけのみこと)です。創建年代は諸説がありますが、近世以降の文書や地域史のなかで氏子の信仰中心として位置づけられてきました。七川祭の由来は鎌倉期、佐々木氏との関わりを語る伝承が強く、戦勝祈願や凱旋の礼として馬と的が奉納されたと伝えられる経緯が紹介されています。

近世の近江では、湖西の交通と軍事の要衝として馬が重視され、神社の馬場を中心にした祭礼が地域アイデンティティの核になりやすい土壌がありました。現代でも、馬の扱いに慣れた担ぎ手や射手を確保することが課題であり、その意味で七川祭は「見世物」ではなく、生活技能と信仰が結びついた実践の場として理解する向きがあります。観光客が増える一方で、氏子側の負担も大きい行事でもあるため、協賛やボランティア参加など支え手の輪が広がっている点も見逃せません。

七川祭の歴史と文化財指定

祭礼は旧8カ村の氏子が担い手を出し合う仕組みで継承されてきました。渡り次第に登場する新庄・平井・十八川・堀川・井ノ口・安養寺・川原市・北畑などの区名は、その輪番と行列の順序を読み解く手がかりになります。昭和33年11月7日、奉納芸能の「奴振り」は滋賀県選択無形民俗文化財に指定されています(びわ湖高島観光ガイド等の紹介)。的練りと樽振りからなる一連の所作と掛け声は、湖西の民俗芸能としても価値が高いとされています。

境内には社叢や石段、馬場周辺の馬場木戸など、祭礼空間を形づくる景観が残ります。観覧エリアは年によって誘導が変わることがあるため、係員の指示に従うことが大切です。

奉納神事の見どころ

奴振りは、奴装束の若者が的を手に練り歩く「的練り」と、酒樽を担いで踊る「樽振り」から成ります。道中練りや礼練り、馬場筋での扇練りなど、段階ごとに作法が異なり、観客側では太鼓や掛け声のリズムが印象に残りやすいでしょう。樽振りの「警句」はアドリブが多く、年ごとの味わいも祭りの話題になります。

流鏑馬は馬場を駆ける騎射奉納で、観客席を挟んだコースを馬が通る光景は圧巻です。令和8年度の渡り次第では、15時30分から素走りに続き、流鏑馬2頭と役馬7頭の組が三度繰り返される予定と記載されています。素走りは奉納前の勢いづけとして意味づけされ、続く本番で射手と馬の呼吸が合うかどうかが見どころになります。

役馬は各地区から選ばれた馬と担ぎ手が一体となって馬場を駆ける行事で、社名旗を背負った装いが遠景でも判別しやすいです。傘鉾は彩色豊かな鉾旗が先導役を担い、神輿渡御では大神輿に子供神輿が加わり、大宮から馬場尻を経て再び大宮へ戻るルートが示されています。ルート図はブログ本文中の地図リンクをたどると把握しやすいです。

奴振り(的練り・樽振り)をイメージした境内の様子。実際の演目の写真ではありません。
奴振り奉納をイメージしたイラスト(※生成AIにより作成) 出典:生成AIイメージ ※著作権は原権利者に帰属。二次利用は各規約に従ってください。

令和8年度(2026年)のスケジュール概要

神社オフィシャルブログ(アメーバ)に掲載された渡り次第によれば、午前は主に各地区からの参進と練りが中心です。新庄区では7時15分に区民会館集合、7時30分に区長挨拶と出立ちの祝杯、8時45分から加茂神社での練り始め、9時20分に出発するなど、細かな時刻が示されています。9時30分〜10時頃には他区から井ノ口橋方面へ向かう動きもあり、11時台に横馬場の礼練り、山王宮・井ノ口広場での礼練りと続きます。

12時10分〜13時は鳥居付近で昼食休憩。屋台の有無は年によって変動するため、食事は事前に駅周辺や車内で済ませておくか、休憩時間に移動して調達する計画が無難です。午後は13時から大宮馬場で的練りが始まり、14時に神御供の式、14時20分に流鏑馬・役馬および傘鉾の宮参り、14時50分に神輿渡御、15時30分に流鏑馬奉納(素走り1頭のあと、流鏑馬2頭と役馬7頭の組が計三回)、16時20分に扇練り、16時40分に神輿の蔵入れ、17時頃に当番地区の帰路につく流れです。雨天時の変更や微修正は、当日朝までにブログが更新される場合があるため、出発前の再確認が確実です。

馬場での流鏑馬奉納をイメージしたイラスト。実際の騎手・馬・観客ではありません。
流鏑馬奉納をイメージしたイラスト(※生成AIにより作成) 出典:生成AIイメージ ※著作権は原権利者に帰属。二次利用は各規約に従ってください。

アクセスと駐車場

JR湖西線・新旭駅から徒歩で向かう場合は25分前後が目安です。コミュニティバス「下古賀循環線」で約5分「井ノ口」下車、そこから徒歩約10分というルートが、びわ湖高島観光ガイドなどで案内されています。

自動車の場合、令和8年度の駐車場は新旭町安井川の安井川団地南側に設けられる旨が、神社オフィシャルブログの「駐車場のお知らせ」で示されています。交差点付近や駐車場入口に案内看板が立てられる想定で、初めて訪れる場合でも目印を追いやすい配置です。境内への車両乗り入れは原則できません。混雑が予想されるため、余裕を見た到着が望ましいです。

徒歩連絡路は坂や狭路が続く区間があるため、子ども連れや車いす利用の方は、駅からバスを組み合わせて負荷を抑える方法も検討できます。観覧席周辺は日よけが少ない年もあるため、帽子や飲み物の携行が無難です。

問い合わせは大荒比古神社社務所(電話0740-25-5000)が案内の中心です。観光協会のページに別番号が掲載されている場合でも、祈祷や祭礼の実務については社務所の案内を優先するのが無難です。協賛に関する連絡などは、氏子総代会(同ブログ掲載の連絡先、電話0740-32-2037)が窓口になることがあります。

雨天時も原則として日程は変わりませんが、馬場は泥濘みや視界の問題でタイムキーパーが微調整する可能性があります。雷鳴や強風が伴う場合は、安全優先で一時中断や順序変更が入ることがあります。最新の注意喚起は拡声器やブログ更新で示されることが多いです。

観光紹介と近年の動き

びわ湖高島観光ガイドや滋賀県の観光情報などで、七川祭は高島市を代表する春の行事として繰り返し紹介されています。2025年5月の例祭に合わせ、境内に流鏑馬像(「旭日昇天躍躍の郷像」)が奉納されたことも、京都新聞や神社のSNSで報じられました。地域側の協賛募集や広報は、引き続きオフィシャルブログで補足されています。

写真愛好家向けには、七川祭を題材にしたフォトコンテストが継続的に企画されており、第4回の募集案内もオフィシャルブログに掲載されています。ポスター採用や入賞作品展のような副次的な広がりも、祭りの記録を残すうえで注目されています。応募規定や締切は年度ごとに異なるため、[びわ湖高島観光ガイドのフォトコンテスト関連ページ](https://takashima-kanko.jp/bluegreen/photocon/)とあわせて最新記事を確認する形が確実です。

七川祭の魅力は、紙面や画面越しでは伝わりにくい音と熱量にもあります。太鼓の響き、馬の蹄の音、観客席からの歓声が重なった瞬間に、地域が長く守ってきた時間の厚みを感じ取れる行事です。遠方から訪れる場合も、公共交通の最終時刻や渋滞を見越した行程づくりが安心につながります。

日程・時刻・駐車場は年次で更新されます。令和8年度の全文は、大荒比古神社オフィシャルブログの[渡り次第(日程・時間)](https://ameblo.jp/oarahikojinja-official/entry-12964261998.html)および[駐車場のお知らせ](https://ameblo.jp/oarahikojinja-official/entry-12963846129.html)で確認できます。現地の掲示や当日朝の更新も併せてご覧ください。

滋賀県高島市の文化財紹介ページ([七川祭り](https://www.city.takashima.lg.jp/soshiki/bunkasports/bunkazaika/1/1/705.html))や、[びわ湖高島観光ガイドの七川祭ページ](https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_135.html)も、祭礼の位置づけを補う参照先になります。

記事の要点(再掲)

開催日は2026年5月4日、みどりの日の午後に馬場行事が集中します。朝から昼にかけては各地区の練りと参進が主体で、鳥居付近の昼食休憩をはさんで午後1時から大宮馬場の本番に入ります。流鏑馬奉納は15時30分開始の予定で、その前後に神事と神輿渡御が配置されています。駐車は安井川団地南側の臨時駐車場が案内され、社務所電話0740-25-5000が基本の問い合わせ先です。行事の細部は毎年微調整されるため、オフィシャルブログのPDFや地図リンクを当日朝にもう一度開いておくと安心です。