高島市議会だより2026年第104号 澤本長俊議員の代表質問に今城市長が答弁

2026年4月24日発行の高島市議会だより第104号(PDFは市公式サイトで公開)に、真志会・澤本長俊議員の代表質問と今城克啓市長の答弁が掲載されています。饗庭野演習場における演習に伴う騒音・振動対策の現状と追加の取組、長期財政計画の改訂に伴う公共施設再編や歳出見直しの進め方が中心論点で、市民生活や財政運営に直結する内容が問答形式で整理されています。以下は同号PDFの記載に基づく要約です。
饗庭野演習場の騒音・振動対策をめぐる問答
饗庭野演習場は高島市新旭町に所在する自衛隊の訓練施設で、周辺地域との関係は長年の課題です。澤本議員の代表質問では、平成24年に周辺8区を対象とした防音対策の方針が示された一方、指定から外れた5区においてもなお影響が続いている点が取り上げられています。
市長の答弁では、防衛省に対し基準の緩和や見直しによる区域拡大を求めること、補助対象区域外の地域に対応するため演習場周辺向けの特例制度の創設を新たに要請していく考えが述べられています。また、市として可能な支援策について調査・検討を進めること、対策協議会のあり方については対象地域の範囲の定め方など課題があるとしつつ、防衛省との協議を進める旨が示されています。計画の公表時期に関する質問には、令和8年度の前半に明確な計画を議員や市民にも公開する考えがあると答えています。

長期財政計画と公共施設再編をめぐる問答
長期財政計画の改訂に関連し、澤本議員から公共施設再編の具体的な進め方や試算の根拠、市民合意形成のスケジュールについて質問が出ています。市長答弁では、公共施設再編計画において面積を10年間で20%削減する目標を掲げていること、物件費抑制として事務事業の見直しで毎年2%、公共施設再編で毎年5,000万円の削減を見込んでいることが説明されています。
また、改訂計画では、現状の財政運営を続けた場合に令和12年度末までに財政調整基金の残高が枯渇し収支不足に至る見込みがあるなど、厳しい見通しが示されていると答えています。3か年程度の具体計画がまだ整っていない点への指摘に対し、市長は合意形成の難しさを踏まえつつ、令和8年度も控えるため庁内で具体的な議論を早急に進め、市民との話し合いを始める必要があるとの認識を示しています。事務事業見直しについては、毎年度テーマを定め、総務省・地方公共団体金融機構の共同事業なども活用し外部の視点を取り入れながら進める考えが述べられています。

答弁から見える今後の論点
今回の代表質問と答弁は、防衛施設周辺の生活環境と、人口減少・物価動向を背景とした行財政の両面で、数値目標とスケジュールをどう実装するかが焦点になっています。演習場対策では、国への要請と市の支援策の検討、情報公開の時期が鍵になります。財政・再編では、削減目標の積み上げと合意形成のプロセスがセットで問われています。

議会だより第104号の全文は市公式のPDFで公開されています。問答の引用や数値は、必ず一次資料と照合してご利用ください。
