サマータイムの馬さんぽは約8分——メタセコイアと馬の森、読売も現場を報じた

読売新聞は2026年8月14日付で、高島市マキノ町の観光養老牧場「メタセコイアと馬の森」を現地ルポした。栗毛の「マロン」に乗った3歳児と、後ろから元競走馬「ネコビッチ」に乗る保護者の様子を書き、施設側の言葉として「セカンドキャリアを持てる馬は多くない」と伝えている。出典は 引退後の馬親しんで(読売新聞オンライン)。
同じ施設は7月1日、公式サイトで「サマータイム営業」を開始した、と告知している。期間は7月上旬から9月中旬頃。馬さんぽは、木陰の並木沿いを往復する約8分のコースに切り替わる。馬車は1日9便から7便へ減る。いま8月中旬は、その夏仕様のただなかだ。
僕は最初、7月22日に書いた直通電話の案内(メタセコイアと馬の森—直通0740-20-9060)の延長かと思いました。出典を並べると、あちらはマキノピックランド側の入口案内、こちらは施設本体の夏ダイヤと、引退馬の現場を読売が撮った追報です。電話番号だけでは、コースが短くなっている理由は分かりません。
夏は並木の木陰を往復する
公式のお知らせ(2026年7月1日付)は、人と馬の熱中症対策を先に置いています。並木馬車の便は10:30、11:00、11:30、13:30、14:00、15:30、16:00の7本。馬さんぽの受付は13:30から、最終16:00、営業終了17:00。厩舎見学は10:00から、最終受付16:30。気温や日照によっては通常コースに戻す、とも書いてあります。案内は サマータイム営業スタート。

通常期の馬さんぽは、公式メニューだと並木コース約15分4,000円、栗畑コース約5分1,500円(小学生以下1,200円)、馬の指名はプラス500円です。夏は並木往復の約8分に寄せる、というのが7月1日の一文です。読売のルポは「1人4,000円、指名は500円追加」と通常料金を書いていて、夏の短縮そのものは公式お知らせ側の数字です。料金表は 馬メニュー。
知りませんでしたが、馬車は幌があるので雨天も走る、と公式は明記しています。馬さんぽは木陰の往復に縮め、馬車は本数を落とす。夏の制限の入れ方が、メニューごとに違います。天候と馬のコンディションで当日変わる、とも書いてあるので、出発前の確認先は公式Instagramと直通(0740-20-9060)です。
並木馬車の通常料金は、一般席約25分2,500円、premium席(1席限定)はプラス500円。3歳以下は膝の上で無料、4歳から小学生は2,000円、4人以上のグループも1人2,000円、と公式は並べています。夏は本数が7便に落ちるだけで、席種そのものを消した、という書き方ではありません。午前の3便と午後の4便のあいだに、12時台が空いている。馬さんぽが13:30開始なのも、同じ空白に重なります。午前に馬車、昼にカフェ、午後に馬さんぽ、という動線を公式が先に切っている、と読む向きもあります。
担当課ではなく施設側の案内では、営業カレンダーの印は「馬車運行日」で、馬の健康状況によって当日変更になる場合があります。8月のカレンダーは公式トップに出ています。いちばん新しい日付は 公式サイト と Instagram です。
市の乗馬体験(9月23日・新旭)とは別物です。あちらは市の講座枠、こちらは民間の通年施設です。会場もマキノと新旭で分かれます。同じ「馬に乗る」でも、申込先を混ぜると空き確認がずれます。
13頭の「前職」が、施設の中身になる
読売は、ポニーを含め10歳から29歳までの13頭が厩舎に暮らす、と書いた。前職は引退競走馬、けがで乗馬クラブを退いた馬、クラブ廃業で行き場を失った馬、とばらつく。運営は、引退競走馬などのセカンドキャリアを支援するTCC Japan(栗東市)。施設は2025年4月に開業した、と読売は整理しています。公式トップの馬名簿も13頭で、りんご、ナリタシュウ、ナリタミニスター、フルーキー、ゴールドフラック、キングボーイ、キングスクロス、レオスティンガー、マロン、ネコビッチ、クロベエ、ブラックピット、アカベエが並びます。

読売が引いたカスタマーサポート・小松恵さんの言葉は短い。「セカンドキャリアを持てる馬は多くない」。行き場を失った馬は解体処理されることが多い、とも続く。人を乗せられない馬にも、来場者にかわいがってもらう仕事がある、という説明です。施設側の自己紹介と、新聞の取材が同じ骨格です。
僕は最初、メタセコイア並木の「映え」に馬を足した観光商品だと思っていました。出典を当たると、看板は並木でも、中身は引退馬の受け皿です。並木写真の記事(8月10日付の近況)とは、観測点が違います。あちらは路上駐車と撮影マナー、こちらは馬の余生と夏の減便です。同じマキノでも、問い合わせ先が分かれます。
表層は、並木の下を馬が歩く写真です。本質は、乗る・乗らないに関わらず、13頭の生活費を観光で回す仕組みだ、と読む向きもあります。厩舎見学は一般1,500円、TCC会員は無料。ふれあいえさやりのにんじんは1カップ300円で数量限定。会員以外も予約なしで触れ合える、と読売は書いています。予約なし、は触れ合いの話で、馬さんぽと馬車は受付でチケットを買うメニューです。公式は「受付にてチケット購入後ご提示ください」と分けています。

カフェの「うまっしゅ」は、堆肥の話でもある
読売が人気メニューとして挙げたのが「うまっしゅホットドッグ」(税込み1,400円)です。公式カフェページでは、馬ふん堆肥で育てた北海道十勝産の小麦とマッシュルームを練り込んだパンに、国産ポークのソーセージを挟む、と書いてあります。馬の形にカットしたにんじんが添えてある、というのが読売の観察です。公式はサンド1,200円、季節のフルーツカップ1,000円から、アドベリーソーダなど600円から、とも並べています。馬メニューの体験チケット提示でカフェ100円引き、とあります。案内は カフェメニュー。

安曇川のアドベリーを地元農家から仕入れる、と公式は書いています。馬ふん堆肥を「BAFUN Project」と呼び、引退競走馬支援を食の循環に載せる、というのが施設側の説明です。観光協会のスポット案内(びわ湖高島観光ガイド)も、触れ合いとカフェを同じ一文で紹介しています。屋根付きテラスはペット可、屋内は切り株テーブル、芝生テラス、馬車シート、と席種まで書いてあります。ドリンクホルダー付きの馬車シートは、乗る体験と食べる体験を同じ車両に載せる設計です。
まあ、ホットドッグの話だけ切ると、ただの高原カフェです。堆肥と小麦とアドベリーを並べると、厩舎の掃除がメニューに接続している、というのが施設の自己説明です。値段の改定は7月のピックランド側チラシにも気配があったので、金額の確定は直通確認が安全です。僕自身は、公式メニューの数字を書き写したうえで、当日の掲示を見るつもりです。
7月3日付では、白い馬「りんごちゃん」のオーナー権(2026年7月〜2027年6月、税込5万円)も募集していました。特典に厩舎見学無料と並木馬車チケット12枚、年2回のファンミーティング。募集は7月31日まで、と書いてあります。本稿の主題は夏ダイヤなので、募集の可否はここでは追いません。馬車を引くりんごが、施設の顔として別枠で扱われている、という点だけ残します。案内は りんごちゃんオーナー募集。
窓口は園の果物狩りと別系統
所在地は〒520-1834 高島市マキノ町寺久保833-1。マキノピックランド第1駐車場の奥、車道を挟んだ向かいが正面入口、と公式は案内します。駐車場はピックランド側(無料)を使う、と アクセス にあります。営業は10:00〜17:00。直通は0740-20-9060、メールは [email protected]。ピックランド代表(0740-27-1811)とは別番号です。
電車はJR湖西線マキノ駅から、高島市コミュニティバスのマキノ高原線で約6分、「マキノピックランド」下車すぐ。車は北陸道・木之本ICから約30分、敦賀ICから約40分、名神・京都東ICから約90分、と公式は書いています。冬はスタッドレスやチェーン、11月中旬から12月中旬の紅葉は混雑と交通規制、とも別段落です。いま8月は紅葉の話ではなく、木陰の往復の話です。滋賀県観光情報の掲載(2026年6月5日更新)も、料金の見出しを馬さんぽから書き始めています(びわ湖ビジターズ)。
住民側では、並木の路上駐車と、牧場の馬の健康が同じ「マキノの夏」に見えやすい。観光側では、果物狩りと馬さんぽを同じ予約だと思いやすい。窓口は二つです。果物は園、馬は直通。夏の短縮コースは、直通と公式Instagramにしか出ません。
市が8月5日時点で出した並木の近況(晴れ9時半、路上駐車は厳禁)は、撮影客向けの注意です。馬の森の駐車場案内は、ピックランド第1の奥、と施設側が別に書いています。並木の路肩に止めて牧場へ歩く、という動線は、市の近況ページと施設のアクセスページのどちらにも推奨されていません。いや、写真の構図は同じ並木でも、停める場所の話は別記事です。
とにかく気になるのは、9月中旬にサマータイムが終わるとき、馬さんぽが15分の並木コースに戻るのか、8分のまま残るのか、です。7月1日の告知は「頃」で切っていて、終了日は書いていません。次に動くのは、公式カレンダーの9月欄と、Instagramの当日告知です。1〜3年で観測できるのは、夏ダイヤが毎年同じ型で出るか、13頭の入れ替わりが名簿に出るか、カフェのアドベリーが安曇川産のまま残るか、の三点だと思います。
自分ごととしては、並木の写真だけ撮りに来る人と、馬に会いに来る人で、滞在時間が違います。前者は路上駐車の注意(市の並木近況)を先に見る。後者は0740-20-9060と、サマータイムの受付開始13:30を先に見る。公式の馬さんぽ写真はヘルメット着用です。指名料500円は、読売が「引退競走馬に乗りたい」競馬ファンの話として書いていました。JAFが6月27日に開いたふれあい企画は、単発の募集枠です。通年の厩舎見学とは申込の形が違います。
意外と、読売のルポが残したのは料金表ではなく、3歳児の顔が緩むまでの会話でした。スタッフが「マロンちゃんは山の中でお客さんを乗せる仕事をしていた」と前職を話した、とあります。施設の公式も、乗る・乗らないを問わず触れ合える、と先に置いています。子どもの氏名までこちらで繰り返す必要はありません。
確認できたのは、読売2026年8月14日付のルポ、公式7月1日のサマータイム告知、公式メニューの料金、13頭の名簿、直通電話、住所、カフェのうまっしゅ1,400円、アクセスのICとバス、までです。夏ダイヤの終了日、13頭それぞれの競走成績、当日の空き枠は、当該ページには出ていません。見る場所は施設公式と、直通への空き確認です。
