泰山寺の造成は7月で22.3%——焼却は39トン/日へ縮小、事業者選定は10月めざす

環境・サステナビリティ

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2026年7月の造成現場(西→東)。市が進捗率22.3%と記した空撮 [公式公開情報] 出典:高島市環境センター建設課(造成工事進捗状況写真) ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

高島市は2026年8月20日、トピックス15773「新ごみ処理施設整備に向けた取組について」と、進捗ページ15752を同じ日付で更新しました。建設予定地は安曇川町田中(泰山寺)地先、約4.3ヘクタール。燃やせるごみはいまも、平成30年2月末に市内のガス化溶融炉を止めて以降、三重県伊賀市の民間へ委託しています。8月20日の頁が先に置くのは、広域処理をいったん諦めたあとの「市単独の移転新設」という方針そのものです。

知りませんでしたが、焼却の規模は基本計画の43トン/日から、39トン/日へ下がっています。内訳は19.5トン/24時間×2炉。リサイクル側は破砕系7トン、資源系5トンで計12トン/日、と15773に並びます。下がった理由として市は、人口推計と排出量実績の見直し、環境省通知に沿って1炉あたり稼働日数を280日から290日へ延ばしたこと、を書いています。小さくしたから安くなる、とまでは書いていません。書いていない読みを、議会質疑の要約から足すのは、この稿の一次ではありません。

とにかく気になるのは、造成はもう動いていて、焼却棟の発注先はまだ、という時間差です。造成の受注者は山下建設株式会社。契約工期は令和8年4月9日から令和9年3月26日。15733は令和9年3月の造成完了をめざす、と書いています。7月の写真が22.3%、6月12.3%、5月6.1%、2025年5月が着工前です。パーセントは市の写真キャプションの数字です。僕が空撮から測った値ではありません。

税込み約287億円と、入札説明書の税抜き約261億円

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2026年6月の造成。市表記の進捗率12.3%(西→東) [公式公開情報] 出典:高島市環境センター建設課(造成工事進捗状況写真) ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

15752は、整備・運営の予定価格を28,729,932,000円(税込み)と書いています。内訳は施設整備14,495,184,000円、運営費14,234,748,000円。一方、4月の入札説明書(nyusatusetu2.pdf)は、消費税等を含まない予定価格を26,118,120,000円、内訳は整備13,177,440,000円、維持管理運営12,940,680,000円、としています。同じ事業の上下を、どちらか一方だけ「287億円」と呼ぶと、税の層が消えます。消えない置き方は、税込みの15752と、税抜きの説明書を並べることです。

事業方式は設計・建設と運営20年を一括するDBOです。15752の整備期間は令和8年12月から令和14年3月(焼却施設は令和12年2月まで)。運営は令和12年3月から令和32年3月。15773も同じ幅を繰り返します。全体スケジュールPDF(koujisuke.pdf)は、造成を令和8年度、焼却工事を令和9年度から、リサイクル工事をその後、供用開始を令和14年4月、と棒で置いています。棒の端を、契約が12月議会で決まったあとの確定工期、と読むと早すぎます。早すぎる読みは、15752が「10月に事業者を選定し、12月議会での本契約を目指す」と未来形で書いているからです。目指す、は選定委員会と入札の途中、という段階です。

編集としては、5月22日付の質問回答第1回(14679)と、8月20日の規模見直し・造成写真は、同じ案件の別レイヤーです。回答書は手続きの透明性。8月は現場の土と、炉のトン数です。レイヤーを、同じ「ごみ記事」に畳むと、伊賀への委託トン(環境センター1905の月次)と、泰山寺の切土が同じ数字に見えます。見える畳みはしません。1905は県外へ出した可燃の計量です。15733は畑地の整地です。窓口も分かれます。建設課は0740-25-8104、入札の契約検査課は0740-25-8501、と既出の市ページにあります。

自分ごととしては、安曇川の田園を通る人にとって、空撮の茶色は「もう建っている焼却炉」ではありません。擁壁と水路と調整池の話が、15733の本文です。炉の煙突の話は、まだ入札の技術提案側です。提案が開札前なので、機種名をこの稿に足しません。

43トンから39トン——余熱と温浴を簡素化する、と市は書いた

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2026年5月の造成。市表記の進捗率6.1%(西→東) [公式公開情報] 出典:高島市環境センター建設課(造成工事進捗状況写真) ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

15773の「基本計画からの主な変更点」は、規模のほかに設備も切っています。余熱利用設備、展望温浴施設、ロードヒーティングをとりやめ、簡易な温浴と展望へ見直す検討、とあります。管理棟と焼却施設棟の合棟、洗車棟・車庫棟を建屋内に収めてよい、も削減案です。検討、と書いてある行は、実施設計の確定ではありません。確定していない行を、温浴が消えた、と過去形にしない方が、頁の時制に近いです。

基本方針の四項目は、安全・環境・地域貢献・経済性です。災害時の廃棄物と防災拠点、田園風景への配慮、見学と環境学習、ライフサイクルコスト、が短い箇条に落ちています。落ちている文言を、周辺区との合意が完了した、とは読みません。搬入道路は令和6年9月にルート方針を公表し、いま区・自治会・地権者と線形を協議中、完成目標は令和11年度末、と15752です。協議中を、ルート確定、と置き換える材料は8月20日のHTMLにありません。

平成27年の検討委員会答申、近隣市との広域協議の断念、平成29年6月の単独新設、平成30年2月の炉停止、令和4年12月の候補地決定、令和6年2月の基本計画と土地取得——15773は経過をこの順で置いています。順は年表です。年表の途中で、伊賀委託が「暫定」から「常態」に見える年数が重なります。2026年8月で停止から8年と少しです。8年を、新施設の遅れの責任論にしない。責任論は市の頁に無いので、ここでは経過の長さだけ残します。

まあ、43から39への4トンは、家庭のごみ袋の話に直結しにくい幅です。直結しにくい幅を、分別を緩めてよい、とも、4トン減ったから委託が終わる、とも書きません。委託が終わる条件は、焼却施設の稼働です。稼働の公式目標は、15752では焼却が令和12年2月まで、という整備の切れ方です。切れ方と、スケジュールPDFの令和14年4月供用が、リサイクル棟を含めた全体か、焼却だけか、読者側で層が分かれます。分かれる層を、この稿では15752の括弧書き(焼却施設は令和12年2月まで)を先に置いてほどきます。ほどいたあとにPDFの棒を見る、という順です。

造成の土と、搬入道路の協議は別ページ

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2025年5月、造成着工前(南西→北東)。市公式の比較用 [公式公開情報] 出典:高島市環境センター建設課(造成工事進捗状況写真) ※著作権は原権利者に帰属します。出典表示は許諾に代わるものではありません。掲載に関するご指摘がございましたら、お問い合わせいただければ確認のうえ削除・訂正に対応します。

15733は、建設地が畑地で起伏があるため作土除去と切り盛り、段差に擁壁、雨水に水路と調整池、と書いています。工事名は令和7年度第10215号 高島市新ごみ処理施設造成工事。造成の平面図と工程表のPDFが同頁に付きます。付くPDFを、DBOの事業者選定の予定価格表と混ぜない方が、発注が二本であることに近いです。二本とは、造成は山下建設の工事、施設本体はこれから選ぶDBO、です。

搬入道路の比較検討PDFは15729(更新は2024年9月27日)に残っています。残っている頁を、2026年8月の造成写真のキャプションに使わない。使わないのは、ルート決定の説明と、いまの切土が別の年の文書だからです。2026年8月に確認できる新しい一文は、15752の「協議を行いながら線形等を計画」までです。

1〜3年で観測しやすいのは、10月の選定結果が市サイトに載るか、12月議会の議案に本契約が出るか、造成のパーセントが令和9年3月に100へ近づくか、搬入道路の線形図が新しいPDFになるか、です。2026年8月27日に確認できた範囲は、8月20日付の15773・15752・15733、7月写真の22.3%、税込み予定価格の数字、税抜き説明書の数字、10月選定・12月契約の「目指す」、までです。次の一手は、14679と15752の更新日を同じ週に開くことです。開いたときに、選定委員会の議事が市民向けに落ちているか、が分かれ目です。落ちていない週は、造成のパーセントだけが先に動きます。

意外と効くのは、炉を小さくした説明と、温浴を簡素化する説明が同じ「変更点」欄に並んでいることです。並びは、財政と景観の両方を一度に切る、という市の書き方です。書き方を、住民説明が終わった証拠、とはしません。説明会の直近日付は、8月20日の三頁には新しい回がありません。無い回を、開催していない、とも断定しません。あるのは、頁が8月20日に規模と造成を同時更新した、という事実です。

さすがに、空撮の茶色を完成イメージにしない方が、15733の「整地」に近いです。近い置き方が、伊賀へ出す可燃の月次表(1905)を今夜の主題にしない理由でもあります。主題は、泰山寺の土が動き、炉のトン数が公式に39へ書き換わった、8月20日の更新です。更新の核を、入札公告の再掲だけに溶かさない。溶かさないのが、5月の回答書稿と今夜の差分です。差分を、僕は造成の22.3%と、43から39への書き換えに置きます。置く順が、湖西のインフラ記事として追跡しやすい線です。

造成の工程表PDFは、令和8年度に造成、焼却の本工事を令和9年度から、リサイクルをその後、という棒の並びです。棒は案です。案を、山下建設の工期(令和9年3月26日まで)と衝突させない方が、発注が二本であることに近いです。近い読みが、僕の中では「土は今年度、炉は選定後」という切り方です。切り方を、リサイクル棟が令和14年3月まで、という15752の整備期間と重ねると、焼却の令和12年2月が先に切れます。先に切れる炉と、あとに続く破砕・資源の棟が、同じDBOの契約に乗る、という説明が入札説明書側にあります。乗る契約を、造成の10215号工事と同一の請負、とは書きません。

運営の対価は、説明書が四半期の固定と、ごみ種ごとのトン単価(変動)に分けています。分け方を、今夜の予定価格の合計行だけで消さない。消さないのが、税込み287億円が「建設費」だけに見えないようにする手順です。手順の数字は説明書の税抜き内訳と、15752の税込み内訳を両方残す、までです。残した数字の先の落札額は、10月の選定が出るまで空欄です。空欄を、予定価格で決まった、とはしません。

周辺の合意形成は15773の前文にも残っています。残っている一文を、説明会の出席者数、とは接続しません。接続しない代わりに、搬入道路の完成目標が令和11年度末である事実を、造成完了目標の令和9年3月と並べます。並びは、道路の方が焼却稼働(令和11年度末の焼却、という15773の「目指す」)に近い年です。近い年を、道路が先に開通する、と断定しません。断定しないのが、15752の「協議しながら計画」です。

8月20日の三頁を同じタブで開くと、トピックスが方針、15752が金と日程、15733が土、と役割が分かれているのが、出典を当たったあとの僕には分かりやすかったです。分かりやすさを、市民向けの完成予想図が無い、という不足にはしません。無い図を、7月の空撮で代替している、というのが市の写真欄です。代替の空撮を、供用開始の景観、とキャプションで伸ばさない。伸ばさないのが、22.3%という途中の数字です。

問い合わせは環境センター建設課、電話0740-25-8104。入口は 15773、進捗は 15752、造成写真は 15733、入札は 14679 です。